子供の頃、「相手の気持ちになって、考えてみなさい!」と、よく言われました。「はい」と返事はしますが、
心の中では、「人の気持ちなんてわかるわけない!」と思っていました。
中学生になってからは、そんな風に思う私は、薄情で、意地悪な人なんだと思うようになりました。
でも、うわべだけで、同情したふりをして、優しい言葉を言う人は嫌いでした。
一方で、それが出来ない自分に何かの欠陥があるとも思い、劣等感を募らせていきました。
そして大人になって、分かったことは、
そもそも、自分の気持ちが良くわからないのに、人の気持ちなんてわかるわけないってことです。
それに、相手の気持ちを知りたければ、本人に直接聞けばいいだけなんですよね。
こんなにカンタンなことなのに、
出来ない人が大勢いるのがおもしろいです。
それは、自分自身に問いかけをする習慣がないまま大人になったからです。
知らないから、
子供にも、教えてあげることができないのです。
コミュニケーションを上手くできるようになりたい。
と思っている人は、
まずは、自分はどう思うのかを自分に問いかけてみることから始めて、
次のステップへ進みましょう。
次のステップは、評価、ジャッジ、優劣などの観念を手放すことです。